命の物資リレーと「温もり作戦」

連日、被災地の様子を知る度に胸が締め付けられる思いです。

最初の地震があった翌日にはスタッフたちと、社としてより、まず人として何か出来ないものかと話合いました。

被災地の毛布や衣料品不足という話をニュースを通じ知った自分たちは、お客様から不要な毛布・布団類を回収させていただき、それらをクリーニングした後に被災地へ送るという「温もり(お届け)作戦」案が真っ先に出ました。

その作戦を実際に行おう!と調べはじめると、真っ先に立ちはだかった問題は被災地への物資輸送問題。

ご存じの通り、主要道路は当然ながら緊急車両などが最優先。
一般車両は、雪降る山間部などを含め相当迂回しないことには物資輸送は叶いません。

政府から、まずは人命救助活動が優先。
ボランティアの方の乗り入れはもう少しお待ちくださいというアナウンス。
これも当然。

また、ガソリン不足問題も立ちはだかります。

皆で考えた「温もり作戦」が座礁しかかった時、前職のレース関係者からDMが。

その情報をくださったのは、二輪レースを古くから応援してくださっている知人さん。

以前、当ブログで旧くからの友人である亀谷長純選手と親交ある日記を記載したことをご存じだったのか、メッセージをくださいました。

そのメッセージは過去共にコースで腕を競いあった仲間や、先輩後輩たちが力を合わせて流通が困難な物資のピストン輸送を試みているという内容でした。

「いろいろご苦労さまです。
レースライダーブログを徘徊しているのですが、物資輸送を試みている方が沢山いるようです。

出口選手

五百部監督

黒川選手

秋吉選手、小原監督

もし可能であれば、必要品と集める場所を記載して貰えればと思いまして、連絡した次第です。亀谷選手の東京の事務所は秋葉原?かと思うのですが、そこであれば、電車で持ち寄ることが可能ですしね。
もしお手数でなければ、お願いします!」

このメッセージを頂いたのが本日3月16日 17時38分
リンクがあるすべてのレース仲間のサイトをざっくり確認し、当の亀谷選手の携帯を鳴らしたのが18時ジャスト。

なんと、自宅のある川口から愛知まで無駄がないよう東西物資移送のピストンを兼ねながらガソリン含め援助物資を各有志の中継地点から大量搬出。
レースをする人間たちは消防法に準拠した携行缶を大量に持ちあわせています。

使用していたのは普段レース用車両の運搬に使っている二台の大型トランスポーター。

亀谷選手含め二名がこの車両のハンドルを握り、選手会を通じきちんと趣旨を認められ通行許可証をもらった車両で今横浜を通過し、その後北上するところだと。

自分から、すぐさま先ほどの案を出すも、アクションできずにいたプランだけに手元に商品がない。。

そこで気づいたのが、保管庫でお客様から以前から預かっている不要とされる毛布、布団、衣類の存在。

5分だけ時間をもらい、保管庫の扉を部長と開くと、こちらの予想を超えるそれら商品の山!

電話を折り返すと、彼の方から「そちらに寄ります!」と。

与えられた30分間で、クリーニングもきちんとされたそれら不要とされた商品を掻き集める二人。
3桁近くありました!

被災地で混乱しないように、出来るだけアイテム毎に梱包し、内容物を明記した段ボールがいくつにもなります。

頑張った甲斐あって5分ほど余った時間で、身の回りにある飲料水や食糧をありったけあつめて、危険を顧みず被災地へと向かう亀谷選手に託しました。

お客様から不要とされ、あてどもなく預かったままの商品が被災地の方へ少しでもの「温もり」として届いたら主を失った商品たちも喜ぶことでしょう。

きっともう情報としては知ってはいると思うけど、亀谷選手には交通規制情報マップを。
各市町村からの救援物資輸送車も今日あたりから多数被災地へ向かっているのをニュースで見ました。
彼らをサーキットみたいにブオンと追い越すことなく、アクセル抑えた燃費走法でお届け宜しく頼むよ、純! m(__)m

レースの方も、亀谷選手のブログにある通り全日本選手権も当然中止

普段コースでは肉弾戦を繰り広げる二輪レーサーですが、いざという時の結束力は、一般には想像できない強い絆を持ちあわせていることをOBオヤヂは知っています!

このファーストアクションが成功となれば、あらためてお客さまのご協力も仰いできちんと「温もり(お届け)作戦」を実施したいと思います。

その際は何卒ご協力いただけますようお願いいたします。

 

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